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御年95歳の看板娘!チャーミングな笑顔の裏に隠された"逆風の日々" 「別府ブルーバード劇場」館長の"現在の夢"とは?

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岡村照さん
「別府ブルーバード劇場」の看板娘、岡村照さん(写真:筆者撮影)
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館長の後を継ぐのは、照さんしかいない。期せずして3代目に就いた照さんは、昭夫さんの死から3日間だけ休み、4日目には劇場を開いた。当時について、こう振り返る。

「映画を流しとった方がいいと思ったんですよね。なににもせえへんよりもね」

1階の入り口の様子(写真:筆者撮影)
レトロな「いらっしゃいませ」(写真:筆者撮影)

見よう見まねで映写技術を習得

昭夫さんが亡くなってから、生活は一変した。毎日のオールナイト上映を終えて、自宅に帰るのは朝4時ごろ。当時、長女は高校1年生、次女は小学6年生で、まだまだ目を離せない年頃だ。普段は照さんの母親がふたりの世話をしてくれたが、運動会のある日などは早朝に帰宅して、寝ずにお弁当を作り、そのまま学校に行ったこともあった。

映画館の経営も、一筋縄ではいかなかった。その頃、雇っていた映写技師がよく寝坊をする人で、朝一番の上映に遅刻することが多々あった。お客さんが待っているのに、映写技師が来ないと映画が始まらない。業を煮やした照さんは、自ら映写技術を習得する。

「いつも、まだかまだかと気を揉むぐらいなら、自分で覚えるわって。その頃は、フィルムが15分ずつなの。重いフィルムを2台の映写機にかけてね。フィルムをかけるのは、見よう見まねでわりかしすぐ覚えたけども、昔はしょっちゅう切れるんですよね、フィルムが。それを液つけてつなぐんですけど、手がよく水ぶくれになりました」

専門的に学んだわけではないから、自分では対処できないトラブルもある。その時は近所の映画館に電話すると、そこの映写技師が自転車に乗って助っ人に来てくれた。「すごく器用な映写技師さんで、すぐ直してくれてね。あれはほとん助かったわ」と照さん。

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