2026年3月31日の運行をもってJR北海道の留萌本線・石狩沼田―深川間14.4kmが廃止された。これによりJR北海道が2016年に「単独では維持困難な輸送密度200人未満の線区」として発表した、いわゆる赤線区はすべて廃止となった。
黄色線区の赤字は約148億円
そして、留萌本線の廃止からおよそ2週間が経過した4月15日、JR北海道が「単独では維持困難とする輸送密度200人以上2000人未満の8線区」、いわゆる黄色線区の上下分離を沿線自治体にした正式に提案。黄色線区の赤字額は約148億円に上るという。
これに対して北海道の鈴木直道知事は、「上下分離ありきの議論はしない。JR北海道の経営自立については、JRグループ全体での収益確保を図るべき」と発言している。一方のJR北海道側も上下分離の提案後に、黄色線区である釧網本線の協議会に担当者が欠席するなど、地元、自治体側の不信感を強めた。その後、上下分離の議論はしばらく中断することとなったが、9月16日になり、JR北海道の綿貫社長は上下分離の撤回を表明した。
筆者は先日、日本最東端を走る黄色線区の根室本線(花咲線)と釧網本線に乗車し、最果ての鉄路の現状はどのようになっているのか、現地を取材した。

