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「リフレ派」のはずが、にわかに否定し始めた高市首相と「リフレ派」と「日銀」の関係は、これからどうなるのだろうか

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10月1日の日本成長戦略会議。経済関係の閣僚も一堂に会した(写真:政府広報オンライン)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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高市早苗首相が、自らは「リフレ派ではない」と宣言した。

これは、片山さつき財務大臣が、9月23日の静岡朝日テレビの番組の中で、さらには25日のブルームバーグによるインタビューの中で、「高市首相の発言」として、伝えられたものである。

改めて、「リフレ派」とは、大胆な金融緩和や財政出動策などでインフレを起こし、不況やデフレからの脱却を目指す考え方を持つ人々のことを言う。後者のブルームバーグのインタビューで、片山大臣の発言は、おおむね以下のように報道された。「高市首相から自身が『リフレ派ではない』と海外投資家に説明するよう言われており、そこは誤解がないようにしたい」

さらに、29日の閣議後も、片山大臣は同様の説明をした。高市首相自身はこの話題に関しては「隠れたまま」なので、その真意を測りかねている関係者も多いようだ。そこで、今回は「ケーススタディ」を元に、一連の発言の意味の解明にチャレンジしたい。ただし、あくまで現実とは異なるフィクションであることをご理解いただきたい。

「ケーススタディ」で、組織体「X」のトップA氏の「変節」の影響を考える

A氏は、組織体「X」のトップである。また、B氏は組織体「Y」の最上層の有力者で、A氏から、そのポストに任命された。

組織体「Y」は、組織体「X」から独立した組織であるが、「Y」を運営するボードメンバーは前出の「X」が推薦し、別の会議体「Z」で承認される。例外的な状況においては「X」と「Z」が強い意志を持ち、意見が一致した場合には、「Y」の組織の大幅変更が理論的にはできる。それが「X」の「Y」への支配力の1つの要因となっている。

このような状況で、A氏とB氏は、常に「『Nという意見』を持っている」と直接的、間接的に表明していた。特に、B氏は、直接意見を表明する機会が多く、また「意見N」を自身で心の底から信じていた。一方、A氏は、B氏やB氏の友人たちの影響を受けて「意見N」を支持していたが、特にこだわりはなかった。

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