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「リフレ派」のはずが、にわかに否定し始めた高市首相と「リフレ派」と「日銀」の関係は、これからどうなるのだろうか

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10月1日の日本成長戦略会議。経済関係の閣僚も一堂に会した(写真:政府広報オンライン)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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時間が経過して、組織体「Y」のボードメンバーの交代の時期がやってきた。B氏は「意見N」を強く信じており、B氏の友人たちとも親交のあるO氏と、それほど親交のないP氏を推薦した。

O氏は、自分の信念に固執し、かつ「意見N」を自身の信念からも信じていた。一方、P氏は、知り合いに勧められるままに「意見N」を支持すると表明しており、これを知ったB氏がボードメンバーに推薦した。O氏とP氏はボードメンバーとなった。

世間に多大な影響力がある有力者W氏の不満表明で、A氏は焦った

さて、世の中の雰囲気が変わり、「意見N」は急速に評判が悪くなった。特に、世間に多大な影響力があると言われる、有力者W氏が直接不満を表明した。A氏は、もともと世間での評判をとても気にする人だったが、W氏とは直接的な関係もあり、絶対に嫌われてはいけない人だった。

そこで、A氏は「私は『意見N』など考えたことはまったくない」という話を、間接的に広めた。直接的に表明したことなどまったくなかったかのように。ただ、直接「意見Nなんて考えてない」と表明すると、誰かに、「あれっ?前は『意見N』って言っていませんでしたっけ?」と聞かれるのが面倒で嫌だったから、表明は間接的なルートを使うことにした。この時点は「T時点」とする。

さてさて、この新しい状況で、他のプレーヤーたちはどうしただろうか? B氏は「今は『意見N』なんて誰も思っていない、過去の話だ」と宣言した。直近でも、自身が「意見N」と言っていたようなこともあったはずだが、まるでなかったかのように振る舞った。「意見N」は信じているが、それよりも、A氏との関係が、彼にとっては何よりも重要だったので、A氏の意向を忖度し、180度急旋回した。困ったのは、O氏とP氏である。

さて、ここでQUESTION(問い)である。このケーススタディで、O氏とP氏は、どのようにこれから行動するだろうか?また、どのように行動するべきだろうか?

追加的な情報を与えよう。

O氏とP氏は、以前にB氏と意見交換をしたときのことを踏まえて、先日、公式な立場として「Nという意見」を持っている、ということを、はっきりと文字に残る形で発表してしまった。

世間は、これを「『組織Y』は、組織として『Nという意見』の影響も受けながら今後意思決定するだろう」と受け取った。これは世間の評判が悪く、A氏は、非常に不満だった。これをきっかけに、A氏が「意見N」を捨てたとも解釈できる状況だった。B氏は、すでに明確に「意見N」を表明することを、トーンダウンさせていた。これはA氏の意向を踏まえたと推測される。これが、T時点より前の「T-1時点」だった。

このような状況の推移を踏まえる必要がある。さらに、O氏とP氏は、「T+1時点」で、文字に残る形で公式に意見を表明する必要がある。

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