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政治・経済・投資 #新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場

「リフレ派」のはずが、にわかに否定し始めた高市首相と「リフレ派」と「日銀」の関係は、これからどうなるのだろうか

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10月1日の日本成長戦略会議。経済関係の閣僚も一堂に会した(写真:政府広報オンライン)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授
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競馬である。10月4日(日)は、いよいよ凱旋門賞(フランスのロンシャン競馬場で行われる世界屈指のレース。芝コース2400m、発走予定時刻は日本時間23時05分)である。

日本馬は過去1度も勝ったことがないが、「今年は久しぶりに勝つチャンスがやってきた」と言っている人もいる。

例えば、「20世紀最高のジョッキー」ともいわれる、天才ランフランコ・デットーリ氏(今年2月に引退)もその1人だ。同氏は、欧州のメディアなどに、こんな趣旨の発言をしている。パリのロンシャン競馬場は、例年、必ず雨模様が長期にわたって続く。もし当日晴れていたとしても、かなり重い馬場になる。特に、10月のロンシャン競馬場は、かなり特殊なコースだ。しかし、今年は例外的に異常とも言えるほど、晴天が続き史上まれにみる乾いた硬い馬場になりそうだ。したがって、日本馬にとってはまたとないチャンスだという。

ただ、その後は、9月30日の降雨などにより、馬場状態は変化しているようだ。

一方、別の有識者は、そして、こちらが多数派だが、例年に比べて、日本馬のレベルは高くない。過去にも「日本競馬史上最強」などと言われたような馬たちが挑戦してきたが、今年は、現在、現役では最強クラスだが、絶対的に強いわけでもない。よって、かなり難しいのでは、という意見である。さて、どうなるか。

「凱旋門コンプレックス打破」の気持ちは理解、メイショウタバルに期待

私個人は、デットーリ氏も言うように、10月のロンシャンは異常な重馬場である。日本の軽い馬場で、重馬場を得意とするような外国馬が、歯が立たないように(香港のスプリンター(短距離馬)たちと、現役最強馬と言われるカランダガンは除く)、日本馬が凱旋門賞で負けても、それは弱いからではまったくない。

だから「凱旋門賞コンプレックス」、2着になったエルコンドルパサー、オルフェーヴル(同一馬で2回)のトラウマから抜け出て、もう忘れる。同じ欧州の格が高いG1レースなら、イギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、チャンピオンステークス、インターナショナルステークス、あるいは、最も日本馬に向くと思われるアイルランドのコースのアイリッシュチャンピオンステークスを目標にするべきだと思う。

例えば、毎年、複数の馬がアイリッシュチャンピオンSに勝ちに行って、香港で日本馬が活躍しているぐらいの活躍を見せれば、欧州の日本生産馬への評価は高まるだろう。

まあ、そう言っていても仕方がない、コンプレックスは直接打破したいというのが普通だろうから、とにかく一度、凱旋門賞を勝つしかない。

応援でメイショウタバル。武豊騎手が鞍上だし、宝塚記念の連覇、しかも今年は、レース直前からレースの最中だけ突然の土砂降りとなったことといい、何かツキを今年は持っているようなので、一発頑張ってほしい。

ただし、逃げ馬は通用しない、というのが凱旋門賞なので、馬場適性よりも、レース中リラックスして走れて、かつ、最後の瞬発力がどんな馬場でもあり、かつ、その瞬発力に持続性がある(私はスピードのスタミナと呼んでいる)オルフェーヴルのような馬が、凱旋門賞を勝つのだ。

もちろん例外も常にある。日本からもう一頭参戦するアドマイヤテラと合わせて、2頭の馬の異常な幸運を祈りたい。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は10月10日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

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