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朝ドラ《ブラッサム》モデル・宇野千代が貧乏でも嫌いな文学を書かなかった訳「一生のうちで一度も燃えない人は不幸」

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宇野千代 ちょっと自伝
作家・宇野千代が現役にこだわり続けた理由とは何か?(画像:『宇野千代 ちょっと自伝』より)

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NHK連続テレビ小説『ブラッサム』の主人公のモデルとして、いま改めて注目を集めている作家・宇野千代。
「恋多き作家」として知られる一方で、その人生を貫いていたのが、「働くこと」への強い思いでした。小学校の代用教員から始まり、作家として小説を書き、女性誌『スタイル』を創刊。88歳を迎えてもなお、「一生、現役で働くのがわたしの理想です」と語っています。
そんな宇野千代が、88歳から91歳のときに自らの人生を振り返って語った言葉をまとめたのが、『宇野千代 ちょっと自伝』です。自由奔放に見えて、いつも働き、自分の力で人生を切り拓いてきた彼女の生き方を、本人の言葉からたどります。

仕事のできる場所で生きる

虫でも烏(からす)でも蝶々でも、動くのは食べもののある場所へです。食べものというのは人間で言えば仕事ね。

男を追っかけて動くこともある、ように見えるけれど、それは一時期の現象であって――仕事のある、責任のとれる仕事ができる場所が一番。好きじゃなくてもそういう場所にしか住めないものよ。

人間て、案外、真面目なんです。だからこうして、それぞれの場所にみんなが土着して生きている。ほら、見てごらんなさい、庭に松を植えてあの家の中でちゃんと生活している、そこには何か真面目な気持があるからなのよ。

雑誌『スタイル』を手に取る宇野千代さん(写真:『宇野千代 ちょっと自伝』より)
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