人は「作家の食事」より「隣の献立」に興味があるものだから…エッセイストが伝授する"キラキラした自分史"の書き方

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平凡な人生の中にも「自分では気づいていないおもしろさ」がある(写真:Fast&Slow/PIXTA)
人生も終盤に差し掛かると、「自分のことを書き残したい」と感じる人が増えてくるそうですが、その一方で「書き残すような『おもしろいことはない』とためらう人も多いといいます。ですが、エッセイストの岸本葉子氏によれば、じつは誰の人生も「ネタの宝庫」なのだそうです。
本稿では、そんな岸本氏の著書『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』から一部を抜粋・編集する形で、自分でも気づかなかった「自身の人生のおもしろさ」の見つけ方を紹介します。

「作家の食事」よりも「隣の家の献立」

「私の人生はあまりにも平凡で、あえて書き残すような『おもしろいこと』はない」

ご自分のことを書いてみたいと興味をお持ちの方の多くは、こう思っていらっしゃることでしょう。

確かに、「自分のことを書いた本」の著者は、作家や有名人、大きな業績を成し遂げた人物がほとんどです。

また、新聞や雑誌、インターネットのサイトなどを見た際、興味をそそられがちなのは、激動の人生を送った方の話だと思います。

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