2026年の中国経済は第1四半期が成長率5%と良好なスタートを切ったが、第2四半期は4.3%と減速した。内需が消費、投資ともに大きく減速したからだ。1〜8月の社会消費品小売総額前年比は1.1%増と25年通年の3.7%増から鈍化した。24年秋から本格的に実施している自動車、家電などの買い替え補助金政策は26年も続いているが、2年近く需要が前倒しされた反動も表れているようだ。1〜8月の固定資産投資前年比も7.2%減と25年以上に落ち込んだ。製造業、インフラ、不動産開発の各投資がいずれも前年割れである。
それでも政府は大規模な景気テコ入れには慎重だ。経済政策を議論した7月30日の共産党中央政治局会議は、「既存の各種政策の効果を十分に発揮させる。同時に実効性のある追加政策を適時に検討し、打ち出す」とした。
2年前と違い小粒な対応ばかり
打ち出した政策は小粒なものばかりだ。消費促進のため、県域消費振興策や消費性ローンへの利子補給拡充などが発表された。投資下支えの面では、「6つのネットワーク」(水利、電力、計算力、通信、都市地下管網、物流)の建設を進める具体的方針を明らかにした。しかし、いずれも大規模な追加財政投入を伴うものではない。
この記事は有料会員限定です
残り 1179文字


