「今後、街に若い人が増えて、元から住むみなさんと世代を超えた交流が生まれたら、地域の行事が盛り上がるだけでなく、防災の面でも安心です」と髙野さんも期待を寄せる。
昔ながらのつながりと、新規参入する若いパワーによって、森下の街は新しく生まれ変わっている。
「美味しい街(駅)」1位は、グルメな大人をうならせるビジネス街
食べたり飲んだりが大好きな筆者が、特に注目した街がほかにもある。今回は「住み続けたい街ランキング」と共に、「街の魅力項目別ランキング」も調査しているが、そのなかの「美味しい街(駅)ランキング」に登場する街だ。
「美味しい街(駅)ランキング」では、1位「伏見」、2位「上前津」、3位「大須観音」、4位「丸の内」まで、全て「美味しい街(自治体)ランキング」1位の名古屋市中区に位置する街という結果になった。
名古屋随一の繁華街である「栄」も中区にあるので、納得の結果に。中区内には飲食店が多く、徒歩で食べ歩きが楽しめる。5位の「国際センター」は、名古屋の国際化を推進する名古屋国際センタービルの周辺に多国籍な飲食店が集まり、柳橋中央市場も徒歩圏だ。
2位、3位の大須エリアを抑えて「伏見」が美味しい街の1位となったのは、近年の街の変化を物語っている。
伏見駅は地下鉄東山線と鶴舞線の2路線が利用可能で、名古屋駅まで1駅約2分という便利な立地にある。オフィスビルが立ち並ぶ、名古屋を代表するビジネス街という印象が強かったが、近年はランチ時から営業する定食屋や麺類のお店、カフェなどが充実している。歌舞伎公演が行われる劇場「御園座」があるため、「御園通商店街」には老舗や名古屋名物の店も並ぶ。
また、「伏見」駅東改札口直結の「伏見地下街」に、飲食店など約40店が軒を連ね、新店が増加していることに注目したい。

