スープの器も小皿も、手に持つと重い。コーヒーは波佐見焼のカップで、こだわりの感じられるチョイスだ。
厚切りトーストは表面がさっくりとして、中は柔らかい。太めのソーセージは塩気がしっかりしている。父のプレートにもぶどうが載っていて、「モーニングでも果物が食べられるのは嬉しいね」と話した。
筆者のサンドイッチも、指が沈むほどふわふわだ。挟んだぶどうはクリームの甘さに埋もれず、皮が弾ける食感が残る。オニオングラタンスープはパンがスープを吸っていて、口に運ぶと中から染み出してきた。玉ねぎの甘さとチーズの塩気、冷たいサンドと熱いスープ。一皿にこれだけ違うものが入っていると、満腹とは違う満足感がある。
フルーツサンドに合う果実屋ブレンドコーヒー
果実屋ブレンドコーヒーは、香りが口に広がり、後味はすっきりしている。単体で個性を主張するより、クリームを使ったフルーツサンドと合わせたときにちょうどよかった。
食べながら、メニューへのこだわりをチェックしていった。
まず、同店のメニューブックには「2025年旬果実入果 実績」という一覧がある。いちご、マンゴー、柑橘、メロン、桃、ぶどう、洋梨。品種と産地と入果の時期が月ごとに並び、「村田さん家のいちご」のように生産者名が入るものもある。


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