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ライフ #開業医がこっそり教える医療のリアル

《新生児手術は年9例》間近に迫る地方小児医療崩壊の足音…「少子化」と将来の「小児外科医不足」が患者家族に強いる負担

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赤ちゃん 手
しっかりと治療ができる医師が育たなければ、困るのは患者です(KJ-ArtFilms/PIXTA)
  • 松永 正訓 医師・ノンフィクション作家
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若い人が消化器外科へ入ってこなくなれば、将来は少ない人数で仕事をしなくてはならないので、その労働環境はさらに過酷になる。

それを考えると次世代の研修医は消化器外科医になることに、さらに二の足を踏む。完全に悪循環である。

外科医なら12時間の手術は1人でやってほしいが…

先日、テレビでニュースを見ていたら、ある大学病院で、手術の途中でチームが交代して外科医たちの負担を取り除くというシステムの特集をやっていた。これによって若い医師たちが新たに消化器外科に入るようになり、好循環が始まっているらしい。

たしかに膵臓がんとか「肝胆膵外科」と呼ばれるこの領域の手術は難易度が高く、手術時間はどうしても長くなる。

だけど私見を書かせてもらえるなら、外科医ならば12時間くらいの手術は1人で責任を持ってやれよと言いたい。そんなことを X でポストしたら、「お前のそういう考え方が今の外科の状況を悪くしている」とぶっ叩かれてしまった。

そうかな? チームが交代するより、1人の医者が集中して手術を続けた方が患者にとっていい手術ができると思うけど。

難しい手術というのはときとして出血が止まらなくなるなどの修羅場になることがある。修羅場の状況で、時間が来たからといって術者が交代するの? 何度でも言うが、12時間手術を継続できない外科医はだらしないと思う。

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