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AIが操作を助け、写真の仕上がりを整え、会話の要点まで覚えてくれる。スマートフォンに任せられることが増えるほど、人が自分で決める範囲はどうなるのだろうか。
アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントのボブ・ボーチャーズ氏に、新しいiPhoneやApple Watchの設計について聞いた。
自動化が進んでも、重要な判断はユーザーに
来日したボーチャーズ氏は、銀座にあるアップル直営店で迎えた新製品の発売について、次のように話した。
「多くの人が最新のiPhoneを求めて訪れた熱気に触れることができました。19年目のプロダクトにもかかわらず、行列ができたこと、iPhoneが人々の生活で持つ重要性を感じました」
では、その身近な道具は、AIの進化によってどう変わるのだろうか。最初に尋ねたのは、自動化と、自分の意図を反映する操作の関係である。
iPhone 18 Proでは、AIが利用者の操作や判断を支援する一方、カメラでは自分の意図を反映する余地も広がっている。任せることと、自分で決めることを、アップルはどう両立させようとしているのか。
「まずユーザーがコントロールを持つという原則です。重要な意思決定はユーザー自身が行う状況を作ります。一方、人は、道具が手間なくうまく働いてくれることも望んでいます」
そこで挙げたのが「オートマジック」という言葉だった。
同氏の説明では、適切なことが自然に起こるように、あらかじめ製品を設計するという考え方である。具体例には、iPhoneのメインカメラに新たに備わった可変絞りを挙げた。
絞りは、レンズに入る光や、ピントが合って見える範囲に関わる仕組みだ。写真に詳しい人には表現を追い込める道具になり、詳しくない人にも、自動調整によって恩恵が届く。
同氏は、自分を写真の専門家ではない利用者の側に置いて、その価値を説明した。


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