そうした経緯があった中で、iPhone DuoがApple Pencilに対応したことが、iPad miniとの比較を増加させた直接的な原因だと考えている。
価格と画面サイズに加え、普段の作業に必要なアプリがあるか、大画面を常にポケットに入れておきたいか。この2つを考えると、自分に合う選択を整理しやすくなる。今回の回答には、iPad miniをDuoで置き換えるという説明はなかった。
AIが会話を支援するとき、相手の意思は
また、Apple WatchのAudio Intelligenceについては、深い議論となった。
Apple Watchが自動的に会話の要点をまとめる「Siri Recap」と、直前15秒の発言を文字で示す「Live Rewind」は、英語から年内にベータ提供予定とされている。
Apple Watchを着ける本人は、こうしたAI利用を選べる。しかし、会話する相手は、その設定を操作できない。「自分の声は、Siriにまとめられたくない」という意思表示ができないからだ。
筆者は、プライバシーへの配慮が利用者の周囲にも広がる局面と捉え、アップル製品を使っていない人にどう向き合うのかを尋ねた。
「本人と周囲の人の両方に対する透明性を重視し、使いやすさとプライバシーを一緒に考えています。そのうえで、会話のメモと、生の音声を録音する行為を区別すべきです。
Siri Recapは、人が自分で取れるようなメモを代わりに作るという位置づけです。音声そのものの録音には、より高い水準の透明性や関係者の合意が求められるでしょう。
しかしメモは、会話の記憶の補助であり、本人は会話に集中しやすくなります」
例えば、話をしていて、手書きでメモを取りたいとき、相手への許諾を求めるかどうか。「メモっていいですか?」と聞くことは確かにあるし、Siri Recapを使う際にも、そうした一声は、初めのうちは必要かもしれない。


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