「手動操作の選択肢と、自動で扱いやすくする仕組みを、1つの製品に持たせます。ハードウェア、半導体、ソフトウェア、AIを組み合わせることで、利用者が細部にまで気を配らずに済むようになるでしょう。
これは、写真に詳しい人と、記録のために撮る人の両方に関係する話です。
同じ人でも、じっくり撮り方を考えたいときと、すぐに1枚残したいときがあります。その都度、使う人がどこまで関わるかを選べるなら、機能が増えることと、操作が難しくなることを切り離すことができるのです」
筆者は、数年前のiPadについても、同氏が「オートマジック」という言葉を使っていたことを思い出した。今回の説明でApple Intelligenceを通じたiPhoneとAIの関係性を深める目的にも納得できる。
ただし、今回示されたのは設計原則である。どの操作を「重要な意思決定」と分類し、どの段階で確認を求めるかという細部までは語られていない。
使いながら確かめたいのは、楽になった操作と、自分で決めたい判断が、望む形で分かれているかどうかだ。
折り畳みは、開きたくなる理由を作れるか
次に尋ねたのは、iPhone Duoだ。
筆者には、他社の折り畳みスマートフォンを使ううち、次第に開かなくなった経験がある。閉じたまま片手で用事を済ませられるなら、大画面が使われないままになる、という単純な話だ。
ボーチャーズ氏がアップル初の折り畳みスマートフォンを開発するにあたって、軸に挙げたのは、「使いやすさ」「直感性」そして「iPhoneらしさ」だった。
では仕事や娯楽のどの場面で、開く価値が生まれるのか?


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