VRヘッドセットを試したことがある人なら、スキーのゴーグルほどの大きさの箱を顔に当て、後頭部のベルトで締めた重さを覚えているだろう。Metaの「Meta Quest」はその代表格で、数千万台を売った。一方で、重くて映画1本の間も着けていられない、周りが見えなくなる、と感じて手を出さなかった人もいる。
Metaが日本時間9月24日の開発者会議「Meta Connect 2026」で発表した「Meta VR Glasses」は、そのゴーグルをメガネの形にした製品だ。目に掛ける本体の重さは約100gで、Quest 3の5分の1にあたる。後頭部を締めるバンドはなく、手に持つコントローラーもない。映画を1本見る、飛行機の中で仕事をする、といった長時間の利用を想定して作られている。
9月16日に東京で開かれた事前説明会で、発売前の実機を掛けてきた。アメリカでは2027年春に1299.99ドルで売り出す。日本も初回の発売国に含まれるものの、円建ての価格はまだ出ていない。
軽いのは、外に出したものがあるから
軽さの理由は構成にある。グラス本体にはセンサーとディスプレイだけを載せ、演算チップとバッテリー、ストレージは「パック」と呼ぶ約300gのユニットに移し、光ファイバーケーブルで有線接続する。ポケットやベルトに留めるか、机の上に置いて使う。
パックの中身は、Qualcommの新しいプロセッサー「Snapdragon Reality Elite」、12GBのメモリー、128GBのストレージだ。容量が足りなければmicroSDカードを差して1TBまで足せる。1回の充電で映像を続けて見られるのは最大3時間。映画1本なら収まるが、長距離便で仕事をするなら、45Wの急速充電に対応した電源につないだまま使うことになる。


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