治療のゴールは必ずしも「痔そのものが完全になくなること」ではない。碓井さんは、患者が「日常生活に支障がない」と思える状態に戻れば、治療は成功だと話す。
「気になる」だけでも受診していい
痔の問題はなかなか人に相談できない。
「お尻から出血して、血は止まったが、本当に治ったのかわからない」「何かが出ているが、痔なのかわからない」「自分がやっているセルフケアが正しいのかわからない」というときも、肛門科を受診してもかまわないそうだ。
医師の診察によって、例えば「出ているものが、以前に腫れた部分が皮膚のシワとして残っているだけ」とわかることもある。その場合も、「病気ではない」とわかれば安心につながる。セルフケアの方法が間違っていれば、医師から軌道修正してもらうことができる。
「気になっていることがあれば、気兼ねなく受診して、相談してください。とくに、出血が続いたり、繰り返したりする場合は、痔がある方でも自己判断せず、医療機関で相談してください」(碓井さん)
・トイレにスマホを持ち込まない
・便が出なくても、トイレは5分を目安に切り上げる
・ウォシュレットは弱く短く使う
・トイレットペーパーで拭くときはこすらず「ポンポン拭き」
・便秘や便が硬い場合は便秘薬を上手に使って改善を

碓井麻美医師


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