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ビジネス #製紙業界 サバイバル最終局面

再編コストも大きい製紙業界を追い詰めつつある「膨大な負債」…財務リスクランキングからわかる深刻度と各社に残る道

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日本製紙岩国工場
広大な敷地に、紙・パルプの製造設備だけでなく発電設備なども備える製紙工場は、維持更新負担が重い(編集部撮影)

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ペーパーレス化と人口減少による構造的な需要減が逆風の製紙業界。高付加価値製品や紙以外の新事業による成長を目指して試行錯誤を重ねているが、事業環境以外にも業界共通の課題を抱えている。重い有利子負債だ。

成熟産業で事業転換などの成長投資を行う場合、過去に蓄えた利益や、キャッシュカウである既存事業から得られる利益が原資となる。しかし、主力である紙事業の収益性が低下する中、少なくない会社において、投資余力は底を突きつつある。

設備産業である製紙業では、設備の更新や安全対策、環境対応などでまとまった投資が日常的に発生する。その資金を借入金に頼った結果、気がつけば大きな負債になっているケースが後を絶たない。市場縮小に伴い収益性が低下する過程で負債依存度はさらに高まり、今後は金利上昇による利払い増加が利益を圧迫し、身動きが取れなくなるおそれがある。

2026年の『会社四季報』秋号を基に有利子負債額を純利益で割った完済年数や自己資本比率を見ると、業界の財務の脆弱性が浮かび上がる。前期に工場被災で一時的な損失が発生した三菱製紙、不動産や政策保有株式の売却で実力以上に純利益が膨らんだ王子ホールディングス(HD)などの一過性の影響は考慮できていないものの、複数の指標を併せて見れば、業界の厳しいお財布事情がよくわかる。

大手は軒並み重い負債抱える

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