感心したのが、グラスなどが滑らないようテーブルの上に特殊な加工がされていたこと。たいていの観光列車は滑らないコースターなどで対応しているが、これはすばらしいと思った。観光列車で工夫されているところを見つけると、なんだかうれしくなる。
最初に出てきた「舟屋の海風 新玉葱のブランマンジェ」は、一見プリンに見えるが、玉葱を使った甘みが存分に味わえる。2つめの料理は、夕日ヶ浦温泉近くにある「花郷OKADA」の花畑をイメージしたそう。エディブルフラワーがちりばめられていて、見た目も美しい。
料理はひとつひとつアテンダントさんが説明しながら提供してくれる。ほかにも車窓の案内をしてくれるなど、観光列車ではアテンダントさんも重要な存在となっている。
その後、パンが出てきた。京丹後産のコシヒカリから製造した米粉を使用した米粉パンと、特製パン。添えてある「真蛸のコンフィ」は低温で2時間ゆっくりコンフィ仕立てにしたそう。このオリーブオイルをつけて食べたパンが、めちゃくちゃおいしくて、おかわりしたいくらいだった。パンがおいしいフレンチは、それだけで満点だと思っている。
魚料理は「夕日ヶ浦の夕焼け 丹後ぐじと蛤 潮仕立て」。「ぐじ」とは、こちらの地方で甘鯛のこと。出汁が大変上品で鯛が甘く、和食のような繊細さがあった。
デザートは天橋立をイメージ
肉料理の牛肉は、やわらかくて非常においしい。ひとくちサイズになっているので食べやすかった。このソースに使われているお酢が今回のお土産。お土産がもらえるとは知らず、うれしい。
景色のよい奈具海岸では15分ほど停車。列車はけっこう揺れるので、この間にゆっくり食事をする方も多かった。
デザートは日本三景の天橋立をイメージ。お皿が青い海で、抹茶が天橋立の松並木を、クランブルが砂浜を表している。ここに来てようやく気づいたが、いずれも地元の景色をテーマにメニューが作られていた。

