勉強も本質的にはこれと同じではないだろうか。ただ覚えて、解いて、ミスなく処理するだけの勉強よりも、試して、迷って、粘って、最後に「あ、これか」とつながる勉強こそ面白い。
「面白さ」を実感すると基礎を大事にできる
私は独学で勉強を続けた。数学では『大学への数学』の学力コンテストに応募し、国語では哲学書に、ほとんど理解できないくせに食らいついていた。
もちろん、うまくいかないことのほうが圧倒的に多い。たまに「これはわかったかもしれない」と思える瞬間があると、その確率をもう少し上げたくなる。そのために基礎をやって、演習量を増やす意味も出てくる。
つまり、順番が逆だ。
多くの人は、「基礎をやって、積み上げて、その先に面白さがある」と考える。もちろんそれも正しい面はある。だが、先に試行錯誤する面白さを見いだし、基礎や演習に取り組むやる気が出るという場合もあるだろう。
「勉強しなさい」「基礎からちゃんとやりなさい」と言われても、勉強嫌いの子には響きにくい。何のためにやるのかが、身体感覚としてわからないからだ。


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