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アップルついに初の折りたたみスマホを10月発売へ、36万円の「iPhone Duo」で狙うハイエンド市場戦略

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アップル初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。閉じると5.4インチ、開くと7.6インチの画面になる
アップル初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。閉じると5.4インチ、開くと7.6インチの画面になる(写真:アップル)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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折りたたみスマートフォンの市場に、待たれていた本命が入ってきた。アップルが9月9日(米国時間)に発表した「iPhone Duo」は、同社初の折りたたみ端末で、10月23日に発売する。日本価格は36万4800円から、最上位モデルは57万4800円に達する。同時に発表した上位機「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」は21万9800円からで、9月18日に発売する。例年なら並ぶはずの標準モデル「iPhone 18」は姿を見せず、昨年の「iPhone 17」が1万7000円値上げされて店頭に残った。

米ブルームバーグは発表前日、アップルの折りたたみ開発はサムスン電子が2019年に初代「Galaxy Fold」を出すよりかなり前に始まり、9月1日にCEOに就いたジョン・ターナス氏が自らの権限を使って製品化までこぎ着けたと報じた。今回の発表会はターナス氏の事実上のデビューの場となった。10年をかけた参戦であり、新CEOの肝いりの製品でもある。

iPhone Duoを手に発表会に登壇したジョン・ターナスCEO(画像:アップルの発表会配信より)
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この夏、日本ではDuoと同じ、本のように開く横折り型の新機種をサムスン、グーグル、OPPO、モトローラが相次いで出し、そこにアップルが最上段の価格で加わった。秋の主役を上位機と折りたたみに絞ったアップルの品揃えは、先に手を打った各社と比べると輪郭がはっきりする。

10年かけてアップルが持ち込んだ形

iPhone Duoは、閉じると5.4インチ、開くと7.6インチの画面になる横折り型だ。チタンのフレームで、開いた状態の厚さは5.2mm、重さは254g。認証はサイドボタンの指紋認証で、内側の画面の前面カメラは画面の下に隠した。背面のカメラは広角と超広角の2眼にとどめ、望遠カメラと、絞りを変えられるレンズはiPhone 18 Proだけの装備にした。頭脳となるチップはiPhone 18 Proと共通で、同じ256GBモデルのiPhone 18 Pro Maxより12万5000円高い。

 

アップルは発表会で、「他社の折りたたみは2台の電話をぎこちなくつなげたようなものだ」と評し、正方形に近い画面では縦に流れるコンテンツも映画も見づらいと指摘した。自社のDuoはパスポートと同じくらいの大きさで、開くとiPadに近い比率の大画面になるという。iPhoneとして初めて2つのアプリを並べて使えることや、外側の画面で被写体に構図を見せながら撮る機能のような、2画面の使い方そのものを売り物にしている。ターナス氏は、初代以来で最も大きな変化だと述べた。

Safari(左)とSiriアプリを並べて表示したiPhone Duo。iPhoneとして初めて2つのアプリを並べて使える(写真:アップル)

アップルが発表会で時間を割いたのは、薄さや画面の大きさより、開閉のたびに画面がどう振る舞うかだった。内外の画面の縦横比をそろえたのは、閉じた状態で見ていた画面を開くと、操作部の位置を変えずに内容だけが大画面に広がるようにするためだ。チップに新しく載せた表示回路が2つの画面を同時に駆動し、画面の下に隠したカメラ部分の見え方の違いもならして、表示を途切れさせないという。基本ソフトのiOS 27はDuoのために中央の操作部を横に寄せ、アプリの並びを縦にして、縦方向を内容に使う。

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