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アップルついに初の折りたたみスマホを10月発売へ、36万円の「iPhone Duo」で狙うハイエンド市場戦略

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アップル初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。閉じると5.4インチ、開くと7.6インチの画面になる
アップル初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」。閉じると5.4インチ、開くと7.6インチの画面になる(写真:アップル)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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大容量モデルほど上げ幅が大きいのは、日米で共通している。AIサーバー向けの需要でメモリー部材の供給が細り、価格は2025年秋以降、上がり続けている。アップルも6月にMacを値上げした際は、メモリーやストレージの価格高騰を理由に挙げていた。標準モデルのiPhone 18については、アップル製品のリーク情報で定評のあるアナリストのミンチー・クオ氏やブルームバーグが、投入は2027年春にずれ込むと伝えているが、アップルは時期を明らかにしていない。

対照的にグーグルは、Pixel 11を13万6800円からとし、Pixel 11 Proは前モデルと100円差の実質据え置きにした。同社の日本側担当者は、日本はPixelにとって最重要の市場であり、為替の影響をグーグル側で吸収できるところまで吸収したと説明している。サムスンが3機種で幅を取り、グーグルが値上げを抑えて標準機の裾野を守るのに対し、アップルは幅を狭め、価格の上限を押し上げた。iPhoneの標準モデルを買う層にこの秋残る選択肢は、値上げされたiPhone 17と17eだ。

8月の内覧会で撮影した「Pixel 11 Pro Fold」(写真:筆者撮影)

AIを主役にするなら、上位機と折りたたみが前に出る

上に寄った品揃えは、発表会でターナス氏が繰り返した、iPhoneを「インテリジェントなパーソナルハブ」にするという言葉と重なる。その中核に据えた新しい音声アシスタント「Siri AI」は、メールやメッセージを横断して答え、カメラで見ているものについて答え、30万以上のアプリを操作する。大画面のDuoは、そのハブの使い道を広げる器だ。AIを軸に据えるほど、処理性能と画面と電池を積める上位機と折りたたみが主役になり、値段はそれに従う。

iPhone Duoの内側画面で開いたSiriアプリ。受信したメールの内容を踏まえて質問に答える(写真:アップル)

サムスンが8世代かけて広げてきた折りたたみの市場に、形を合わせたアップルが10年越しで入り、OPPOとモトローラが横折りで追い、グーグルが値上げを抑えて構える。折りたたみに36万円を払う人がどれだけいるかは、10月23日の発売後に販売実績でわかる。その前の9月18日には22万円からのiPhone 18 Proが店頭に並び、隣には1万7000円値上げされたiPhone 17が残る。この秋の日本のスマートフォン売り場は、上に折りたたみ、下に値上げされた昨年機という並びで、アップルの参戦を迎える。

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