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ビジネス #鉄道最前線

南海高野線、聖地目指す「秘境路線」保線の裏側 「動物はよく出ます」ベテランに聞く山の特殊事情

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南海高野線 保線作業 橋本エリア担当区長
南海電鉄施設部保線区橋本エリアの高野智雄担当区長と、難波から山岳区間へ直通する高野線の快速急行(記者撮影)
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この日、トンネルを抜けた先で実施していたのは、マクラギ交換の準備作業。急カーブの区間では電車の重みで軌間が広がりやすくなるため、昔ながらの木マクラギから耐久性の高いPC(プレストレストコンクリート)マクラギへの取り換えを進めている。

PCマクラギは半径100mのカーブに対応し、脱線防止ガードも取り付けられる特注品で、メンテナンスの省力化が期待できるという。

線路脇に並ぶPCマクラギ。終電後の作業で木マクラギと交換する(記者撮影)

深夜の作業に備える

交換作業自体は電車が走らない深夜に実施するが、終電から始発までの限られた時間内に終わらせなければならない。夜中になってレールとマクラギを固定する「犬釘」が堅くて抜けない、といった事態を防ぐため、日中のうちに一度犬釘を緩めて打ち直す、といった作業などをしておく。

マクラギを交換する際はその周りのバラスト(砕石)も同時に取り換える。バラストは軌道モーターカーが牽引する荷台で保線の拠点がある九度山から運搬してくる。ただ、運べる量に限りがあるため、一晩で進められる区間は5m程度という。

【写真を見る】南海高野線、聖地目指す「秘境路線」保線の裏側 「動物はよく出ます」ベテランに聞く山の特殊事情(50枚)
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