「日本三名園」の1つと称される兼六園などの主要観光地にほど近く、金沢最大の繁華街である石川県金沢市片町。ここは1984年にアパグループの第1号ホテルが開業した地だ。現在は徒歩数分圏内にグループのホテル3棟がひしめく。同一エリアに集中出店する「ドミナント戦略」を体現する場所だ。
山の日の8月11日昼、アパグループの元谷一志社長兼CEO(55)は「the b 金沢片町」の視察に訪れていた。以前の名称は「アパホテル〈金沢片町〉 EXCELLENT」。6月にブランド名を変更し、改装を経て8月1日にグランドオープンした。
リブランドでは、友人同士などグループでの旅行や家族利用にも対応できるように客室構成を見直した。元谷CEOは改装された部屋を中心に巡回し、細かくチェックしていく。改装された部屋では、大きなコの字型ソファを備えて4人利用が可能な「デラックスロフト」などが新設された。時折スマートフォンで撮影しながら、さらなる改善に向けた指示を出していく。
アパグループは2025年6月、都市型ホテル「the b」(ザ・ビー)などを展開するイシン・ホテルズ・グループを完全子会社化した。海外では16年に北米のコーストホテルを取得していたが、国内でのホテルチェーン買収はイシンが初の事例となった。「the b 金沢片町」はアパホテルからのリブランド第1号店となる。
約30分の視察を終えた元谷CEOは次のように語った。
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