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"腸は第二の脳"と言うけど…老化を加速させる「双子の敵」とは? 細胞を劣化させる「2つの要因」を医師が解説

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肌をチェックする人物
私たちの体は日々サビて、コゲている(写真:8x10/PIXTA)
  • 前島 圭佑 リウマチ専門医、医学博士

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老化やさまざまな病気を加速させる大きな原因となる「慢性炎症(ボヤ)」と「機能性障害(バグ)」。これらが進行する背景には、どのような要因が隠れているのでしょうか。
内科クリニック院長を務める前島圭佑さんの著書『わかっているのに、なぜ体にいいことが続かないのか』より一部を抜粋・再構成のうえ、体の中でボヤとバグを生み出すメカニズムについて解説します。

腸はすべての不調の「源流」

「腸は第二の脳である」

近年、このような言葉を耳にする機会が増えてきました。これは決して比喩ではありません。

数億個もの神経細胞からなる「腸管神経系」という独自のネットワークを持ち、自律神経系の一部として迷走神経という太いケーブルで脳と直結しています。

「緊張するとお腹が痛くなる」のは、この回線が実際に働いている証拠です。

加えて、腸には免疫細胞の約7割が集中し、ホルモンも自ら産生して、全身の代謝や食欲にも影響を与えています。

つまり腸は、ホメオスタシス(恒常性維持機能=体の自己調整力)の3つのシステム――免疫、ホルモン、自律神経――のすべてと深く関わる「隠れた司令塔」です。

この司令塔の力を支えているのが、腸の中に住む数十兆にも及ぶ腸内細菌です。その数は全身の細胞(約37兆個)に匹敵する規模です。いわば「もう一人の自分」と暮らしているようなものです。

近年、医学の世界では、腸内細菌叢(腸内フローラ)全体を肝臓や腎臓と同じような一つの「臓器」として捉える考え方が支持を集めています。

肉眼では見えないけれど、体の調節に不可欠な働きをする巨大な臓器が、あなたのお腹の中にもう一つ存在しているというわけです。

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