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近年、通信制高校が急増しており、次期学習指導要領でも「多様性の包摂」や「個別最適な学び」が重視され、教育現場のあり方は大きく変わりつつある。さらに大学も、多様な背景を持つ学生を受け入れ、修学を継続できるよう支援する動きが広がりを見せている。
こうした中、さまざまな形で学生支援に取り組んでいるのが、京都文教大学だ。2024年度入試から通信制高校の生徒を対象とした特別入試を始めたほか、26年春には宇治キャンパスに通信制高校も開校。中退予防にも力を入れている。学長の森正美氏に、話を聞いた。
「通信制高校の生徒」を対象にした入試とは?
――2024年度入試から「通信学習経験者推薦入試」をスタートされました。背景には何があったのでしょうか。
本学には、他者の幸せも自分の幸せと思う「ともいき(共生)」という理念があります。1人ひとりを認め、生かし合える「ともいき人材」を育てることが、教育機関としてのミッションです。
特別入試の導入もこうした理念に基づくものですが、背景には通信制高校出身の入学者が増えてきたこともあります。15~20年度には全入学者の2~4%程度でしたが、24年度には11.5%、25年度には15.5%、26年度には14.2%となっています。
IRの分析から、通信制高校出身者は、学びの状況や背景が非常に多様であることがわかってきました。大学進学が学び直しの機会となり、その後の人生の可能性を開くこともあります。実際、本学にも通信制高校卒業後に入学し、生き生きと学んで社会に巣立った学生がたくさんいます。この入試は、「私たちは多様な学生を受け入れたい」という大学のメッセージを示すものでもあります。


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