――同じキャンパスで学ぶことで、大学での学びや生活を身近に感じられる、高大接続の1つの形ともいえそうですね。
高大連携科目などを通じて大学の学びに触れる機会もあります。外部の専門家から学ぶ科目も用意し、例えば「ドローン技術」の体験講座はオープンスクールでも大人気です。
学校の種類は違っても、高校、大学、社会は1人の人生の中でつながっています。その時々に選択肢があり、安心して先を考えられるようにしたいと思っています。学校に行きづらい生徒を支援するだけではなく、1人ひとりが「自分は何をやりたいのか」「どんな未来を開きたいのか」を考えられる環境にしていきたいですね。
「大学は究極の公共財」
――地域大学は、不登校や挫折を経験した若者を支える「セーフティーネット」の1つになり得るのでしょうか。
教育と福祉はまだ分断されている部分があります。ケアが必要な人を支えることと、その人が学び、その先で社会に参加していくことを、もっとつなげて考える必要があるのではないでしょうか。
私は、大学は究極の公共財だと思っています。地域にある大学として、子育て世代やシニアの方々も含め、さまざまな人が行き交う場にしたい。そうした多世代との交流は、学生がさまざまな生き方や社会との関わり方に触れ、自分の将来を考える機会にもなります。
さまざまな背景を持つ若者も含め、地域の人たちが集い、学び、次の一歩につながっていく。そんな地域に開かれたキャンパスをつくっていきたいですね。


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