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ビジネス #CISOの履歴書 「最高情報セキュリティ責任者」というキャリア

GMOあおぞらネット銀行「週1で経営陣らセキュリティ会議」、CISOが明かすシステム内製化にこだわる理由と「攻守の両立術」

9分で読める
GMOあおぞらネット銀行の看板
GMOあおぞらネット銀行CISOの金子邦彦氏は「セキュリティは挑戦を支えるもの」と語る(写真:GMOあおぞらネット銀行)

INDEX

「CISO(Chief Information Security Officer)=“最高情報セキュリティ責任者”」とは、企業や組織の情報セキュリティ戦略を統括する極めて重要な存在だ。日々サイバー攻撃や情報漏洩の脅威に晒される中で、どのように情報資産を守り抜いているのか。
多種多様な業界のCISOに、独自の事情を踏まえた課題と工夫を尋ねる本連載。組織の数だけセキュリティの難しさがある――。同じ「資産を守る者」として、きっとためになる発見があるはずだ。

銀行機能を外部提供するBaaS(Banking as a Service)事業や、開発者向け環境「sunabar」の開放など、目を引く施策を展開するGMOあおぞらネット銀行。そのシステムとセキュリティの責任を担うのが、開業準備段階から同行のシステム構築を率いてきたCIO兼CISO金子邦彦氏だ。

生成AIの普及でセキュリティ上のリスクが高まる今、開発スピードと金融機関としての堅い守りをどう両立させているのだろうか。システム開発、営業、監査など幅広いキャリアを持つ金子氏に話を聞いた。

GMOあおぞらネット銀行:あおぞら銀行とGMOインターネットグループの共同出資により2018年7月に誕生。システムの自社開発体制を軸に、法人・スタートアップ向けの各種サービスや、APIをはじめ各種銀行機能をパーツ提供するBaaS等、テクノロジーを駆使する法人特化型銀行。

異例のキャリアを歩んで金融セキュリティのプロへ

――CISOになるまでのキャリアを教えてください。

新卒時は、SIerが設立したベンチャー企業に第1期生として入りました。当時はSEで、銀行の勘定系システムなど金融機関向けのシステム開発を担当し、上流工程だけでなく実際にコーディングもしていました。

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入社して5年ほどで親会社に転籍し、そこでも最初は金融システムの開発を続けていましたが、その後は営業に異動しました。

ただ、やはり自分は金融の世界で仕事をしたいという思いが強く、ある証券会社傘下の立ち上げフェーズにあった会社に入社しました。現在で言うiDeCoを扱う会社で、従業員は十数人くらい。そこでシステム部門の部長を務めました。

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