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84歳の医師は今も現役、それでも人生には必ずエンディングが…老いも病気も受け入れてたどり着いた"人生のしまい方"

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84歳で医師の天野恵子さんは自身の人生のしまい方についても日々、考えているそうです(写真:『84歳、現役女医のひとり暮らし』より)
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私がまず行ったのは、自宅の建て替えでした。

結婚直後に購入した建て売り住宅は老朽化が進み、災害への不安もありました。ひとり暮らしの今、大きな家は不要です。耐震性が高く、コンパクトで動線のよい住まいに建て替えました。

家具は置かず、間仕切りのない広い空間を生活の中心に。衣服などの物は「収納スペースに収まる分しか持たない」と決めました。家具の転倒や、物につまずいての転倒は、高齢者のケガの原因として非常に多いからです。

階段は両側に手すりを設置し、万一脳梗塞などで体の片側に麻痺が残っても対応できるようにしました。

仕事は早めに切り上げ、就寝前にメールチェック。今日の仕事を明日に持ち越さないのがモットーです(写真:『84歳、現役女医のひとり暮らし』より)

財産整理は「わかりやすさ」がすべて

次に取り組んだのが、財産の整理です。

私が最優先したのは、「残された人が一目でわかる状態にしておくこと」でした。

主たる銀行は〇〇銀行、投資信託は〇〇証券、遺言信託は〇〇信託銀行というように、口座を一本化し、「ここに連絡すればすべてわかる」状態にしました。

遺言書作成では、土地・建物・金融資産・金の有無まで詳細にリスト化し、公証役場で公正証書遺言を作成してもらいました。

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