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84歳の医師は今も現役、それでも人生には必ずエンディングが…老いも病気も受け入れてたどり着いた"人生のしまい方"

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84歳で医師の天野恵子さんは自身の人生のしまい方についても日々、考えているそうです(写真:『84歳、現役女医のひとり暮らし』より)
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問題は、これらが悪化しても自覚症状がほとんどない点です。気づいたときには、糖尿病や心疾患がかなり進行しているケースも少なくありません。

そこで、予防策としてできることを探し、生活に取り入れたのが、野菜スープです。

これは、緑黄色野菜の抗酸化成分がふんだんに摂取できる特製スープ。調味料は一切使いません。これを毎日続けた結果、約3カ月で血圧や血糖値が驚くほど改善しました。

75歳から続けている「野菜スープ」は、頼れる養生食。野菜をざくざく切って水から煮出すだけ。野菜のうまみがあるので塩味なしでもおいしくいただけます(写真:『84歳、現役女医のひとり暮らし』より)

ただし、数値がよくなっても、老いそのものは静かに進んでいたのです。

この頃、半年で6kgも体重が落ち、筋肉量の減少を痛感しました。

また、短期間に3度も虫垂炎を起こすなど、免疫力が著しく低下していました。長年問題なく常用していた漢方薬の激しい副作用に苦しむこともありました。

振り返れば、50代の更年期や、65歳〜70代頃にも、記憶力や集中力の低下を感じていました。

75歳の後期高齢者になると、外見の変化が明らかになり、80歳では肝代謝の低下によって、薬の副作用にも苦しみました。こうした連続的な加齢現象を経て、私は身をもって、「人には必ずエンディングがある」という事実を、冷静に受け止めるようになりました。そこからいわば「人生のしまい方」を意識し始めたのです。

いわゆる「終活」とは異なる備え方

私がたどり着いた結論は、とてもシンプルです。

「終活」とは、人生を終えるための備えではありません。今このときを、安心して、自分らしく主体的に生きるための生活のケア。定期的に点検し、修正し、よりよくしていく工夫なのです。

厚生労働省の調査でも、女性の平均寿命は87歳前後です。75歳は「終わり」ではなく、まだ10年以上続く可能性のある人生の途上なのです。だからこそ、受け身ではなく、自分で考え、選び、整える必要があるのです。

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