では、なぜ英語の勉強は、こんなにも「やらされるもの」になりやすいのでしょうか。
誤解を恐れずに言えば、その原因の一つは、日本の英単語学習のスタイルにあるのではないかと僕は思っています。
英語をつまらなくする勉強法
中学校や高校では、英単語帳が配られます。そして先生から、「このページからこのページまで覚えてきなさい」「来週、単語テストをします」と言われます。で、生徒たちは、英単語の横に書かれている日本語を隠しながら、何度も意味を確認します。
“apple”なら「リンゴ」。“important”なら「重要な」。“increase”なら「増える、増やす」。このように、英単語と日本語を一対一で結びつけて覚えていくわけです。
もちろん、この勉強法に意味がないわけではまったくありません。英単語を短期間にたくさん覚えることで、英文を読めるようになることはあります。長文読解に必要な語彙力を身につけるうえでも、英単語帳を使った暗記には一定の効果があります。
単語の意味がほとんどわからない状態では、英文を読もうとしても、いちいち辞書を引かなければなりません。それでは読解に時間がかかりすぎてしまいます。ですから、基本的な意味を覚えることは必要です。
しかし、この英単語学習法には1つ落とし穴があります。英単語の意味を「きっちり覚えよう」としすぎると、英語がかえって読めなくなることがある、ということです。
「この単語の意味はこれだ」と固定して覚えすぎると、その日本語ではうまく訳せない英文に出会ったとき、対応できなくなってしまいます。
そして何より、英語という言語が、ひどく堅苦しく、つまらないものに見えてしまうのです。


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