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落ち込み、イライラ、不安定な感情…40代を苦しめる「ミッドライフクライシス」の要因《海馬の萎縮》を止める運動法

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海馬の萎縮は脳のさまざまな領域に影響を及ぼすという(写真:jessie/PIXTA)
  • 瀧 靖之 東北大学加齢医学研究所教授、医師、医学博士
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孤独感や、社会とのつながりに希薄を感じている人、自己価値が下がっている人には、球技や団体スポーツがおすすめです。団体スポーツは、自然と人に関われる場であり、チームワークを行うことで仲間との交流が生まれます。「自分は1人ではない」という感覚を強めるのです。

例えばサッカーや野球など、1人1人にポジションや役割が与えられるようなスポーツは、自分がなくてはならない存在になります。そのため、団体スポーツに参加することで、自然と自己価値が高まります。

また、プレー中は自分と他のプレーヤーのポジションや連携を考えながら、動きを読みます。相手がどう攻めてくるか、どのような戦略で攻めるかなども考えて動きます。そうした中で、脳が活性化するのは言うまでもありません。

チームでの勝利や成功は、自分1人の力ではなく、共同で達成するものです。ともに練習に励み、得た喜びや充実感は、1人より倍増。チームへの帰属意識から孤独感が解消され、ミッドライフクライシスで失っていた自分の存在価値を高めます。

こうした成功体験が自信にもつながるのです。

運動で取り戻す「コントロール・アビリティ」

コントロール・アビリティとは、直訳すれば「自分をコントロールできる力」。つまり、自分のことを自分で決められる力です。

仕事で、誰かに言われたことをやらなければならない立場の人は、コントロール・アビリティが低いということになります。社会で多くの割合を占める、こうした人たちは、日常のストレスが大きいという調査結果が出ています。程度がひどくなると、希望をもてず、無力感や不安に襲われることもあります。まさにミッドライフクライシスです。

反対に経営者は、背負う責任は大きいけれど、コントロール・アビリティは高い位置にあります。するとストレスは小さい、という結果になります。

では、運動の場合はどうでしょう。

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