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キャリア・教育

木は「冬の新月」の時期に切るべき…ベテランの木こりがこだわった"100年の迷信"の前に惨敗を喫した《AIの死角》

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木こりに口承で伝わってきた「知恵」の前に、AIはなぜ敗れたのか(写真:Rise/PIXTA)
  • 堀場 英雄 「学び方」の革新を目指す複業家、多読英語塾「BOOK i LAND」創業者・学長、iU(情報経営イノベーション専門職大学)客員教授

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私たちが「非科学的だ」と一言で切り捨てているものの中に、実は、何百年もかけて練り上げられた本物の知恵が潜んでいる――。戦略コンサルタントとして豊富な経験を持つ堀場英雄氏は、AIの有用性を認めつつも、AIだけを妄信していては見落としてしまう危険性について、こう指摘します。
本稿では、堀場氏の著書『一流の頭脳だけが解ける33問 コンサル思考1分間トレーニング』から一部を抜粋・編集する形で、長年にわたり口承されてきた経験則が持つ侮れない力と、「科学のフリ」と「本物」の境界線について解説します。

AIが「100年の迷信」に負けたワケ

ある林業の現場での出来事。最新のAIに、「過去10年分の気象データや土壌データ」を読み込ませ、最も効率的な、木の伐採スケジュールを作りました。

しかし、ベテランの木こりはAIの指示を無視し、「木は『冬の新月』の時期に切る。それ以外の時期に切った木は腐る」という、非科学的な迷信にこだわりました。

数年後、AIの指示で切った木は虫が湧いて腐り、木こりが「新月」に切った木だけが、最高級の木材として生き残りました。

気象条件などを完璧に計算したはずのAIは、なぜ「非科学的な迷信」に惨敗したのでしょうか?

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