女性の間でカプセルトイが流行るきっかけとなったエポックメイキングな商品が、12年に発売された。その名も「コップのフチ子」。
その名の通り、OL風の女性がコップに座ったり、ぶら下がったり、バランスを取ろうとしていたりしている小さなフィギュアなのだが、これが「かわいい」と若い女性の間で大ヒットし、コレクション需要が増えた。
カプセルトイは、もはや"トイ"ではない?
だが考えてほしい。「コップのフチ子」は、果たして"トイ"だろうか?
「カプセルトイは、いまやカプセル"トイ"ではありません。昨今のカプセルトイには、雑貨が多く含まれているんです」と小野尾氏は笑う。
「めじるし系チャーム」もそうだ。"トイ"というより、自分の持ち物に"めじるし"をつける"雑貨"。それがたまたま人気キャラクターを起用しているだけである。
このほか昨今は、カプセルにポーチ、エコバッグ、文具なども入っている。確かに、"トイ"というより"雑貨"と言ったほうが、座りがよい。
実際、今やカプセルトイは、「東京おもちゃショー」などのトイショーだけでなく、パーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市である「東京インターナショナル・ギフト・ショー」にも展示されている。
「めじるし系チャーム」もそうだ。ルルアークでは、その"雑貨"としての"実用性"が購入のハードルを下げていると分析しており、好きなキャラクターを日常生活に取り入れやすいことこそが、ヒットの理由ではないかと指摘する。つまりは、ライトな「推し活」だ。


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