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サムスンとSKの法人税が国の経済を左右? 韓国・巨大財閥「メモリー需要」依存の危うい構造

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会社四季報 業界地図
『会社四季報 業界地図』の最新2027年版の「韓国」のページ

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業界研究の定番本『会社四季報 業界地図』の最新2027年版が8月22日に発売しました。注目の「生成AI」「フィジカルAI」のほか、アニメ・マンガの「IP(キャラクタービジネス)」、AIを支える「データセンター」、激変する「宇宙開発」など、知っておきたい業界の最新動向を徹底解説しています。
本稿では最新版の掲載業界から「韓国」の一部を紹介。韓国経済を支配する財閥グループの実態を解説します。
『「会社四季報」業界地図 2027年版』(東洋経済新報社)は8月22日発売。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

世界の半導体産業で大きな存在感を占めるサムスン電子。世界有数の鉄鋼メーカーであるポスコ・ホールディングス(PKX)。日系自動車メーカーと主要なカテゴリーで競争している現代自動車など、韓国の大手企業の名前を目にする機会が増えている。

では、こうした韓国企業の実態はどうなっているのか? その疑問に答えるべく、最新の『会社四季報 業界地図 2027年版』では、新しく掲載した「韓国」の業界で、複雑な財閥の支配構造を解説している。

韓国経済の最大の特徴は、財閥グループが幅広いビジネスを手がけ、産業界を支配している点にある。サムスン、SK、現代自動車、LGの4グループがとくに規模が大きく、「4大財閥」といわれる。

中でも圧倒的な規模を誇るのが、半導体メモリーで世界首位のサムスン電子を中核とするサムスングループだ。同グループ全体の売上高は韓国の名目GDP(国内総生産)の約15%に相当する(2025年時点)。半導体メモリー世界2位のSKハイニックスを擁するSKグループの総売上高も、名目GDPの約8%の規模を誇る。メモリー価格の高騰を背景に、サムスン電子とSKハイニックスが好業績を謳歌する26年は、両グループの存在感が一層高まりそうだ。

両グループが手がける事業は半導体にとどまらない。サムスングループはコンデンサーやディスプレーといった電子部品のメーカーに加え、韓国最大手の生命保険会社、商社、エンジニアリング、バイオ医薬品大手などを傘下に置く。SKグループも通信、石油元売り、車載電池大手など、多様な事業ポートフォリオがグループを支えている。

グループ内出資で支配力を保持

財閥グループを実質的に支配するのは「総帥(オーナー)」だ。総帥は株式の直接所有ではなく、系列会社への間接出資や、系列会社間での循環出資を通じてグループ全体を掌握している。サムスングループの場合、系列企業の株式に占める総帥一家(イ・ジェヨン氏ら)の直接の持ち分はわずか1%にすぎないが、グループの内部持ち分率は約52%(25年時点、韓国公正取引委員会)に達する。

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