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《陰謀論にハマる人》に世界はどう映っているのか? VRで再現した地下鉄で2割の人だけに見えた"気味の悪い光景"

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陰謀論にハマりがちな人が「灰色の眼鏡」を通して見ている世界とは(写真:kotoru/PIXTA)

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人類の進化の歴史を考えれば、陰謀論は「バカ」が信じるものではなく、脳が陰謀論的な思考をするようにつくられていることは間違いありません――。こう語る作家の橘玲氏によれば、そもそも約2割の人は「灰色の眼鏡」を通して世界を敵対的に解釈しているといいます。
本稿では、オックスフォード大学の研究で明らかになった、「灰色の眼鏡」をかけた人の目に映っている驚きの光景について、橘玲氏の共著『陰謀論バカ 排外主義者に洗脳される一億総「情弱」時代』から一部を抜粋・編集する形でお届けします。

陰謀論を"信じる"ほうが人間として正しい

私たちは当たり前のように、科学的・合理的思考が正しくて、陰謀論を「バカ」が信じるものだと思っていますが、人類の進化の歴史を考えれば、脳が陰謀論的な思考をするようにつくられていることは間違いありません。

私たちの祖先であるホモ・サピエンスは、狩猟採集時代の濃密な共同体で何十万年も暮らしてきました。お互いが顔見知りの150人程度のムラ社会で、そこでは絶えず噂話が飛び交い、複雑な政治的駆け引きが行われていたはずです。

ヒトは徹底的に社会的な動物なので、共同体から排除されると生きていくことができません。だとしたら、ライバルを蹴落としたり、邪魔者を取り除く最も効率のいい方法は、悪い噂を流すことです。

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