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ビジネス #鉄道最前線

全線復活の日は来るか「肥薩線」列車と駅弁の記憶 「日本三大車窓」国鉄気動車急行からSL人吉まで

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肥薩線 大畑駅 キハ58 急行
ループ線とスイッチバックを併せ持つ大畑駅を発車する国鉄時代の肥薩線急行「えびの」(撮影:南正時)
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隣の大隅横川駅は、今では明治の開業時からの木造駅舎が残る駅としてよく知られるようになった。駅舎は第2次大戦中には米軍機から機銃掃射を受けた。その弾痕が改札口前の柱に残っている。

蒸気機関車時代、筆者はこの付近でC57形が牽引する旅客列車を撮影した。ブラスト音を響かせて勾配を走るC57形の姿はいつまでも印象に残っている。

大隅横川付近を行くC57形の引く列車=1973年(撮影:南正時)
明治時代の開業以来の木造駅舎が残る大隅横川駅(撮影:南正時)
【写真をもっと見る】球磨川沿いを走る区間、ループ線にスイッチバック、険しい峠越えなど、写真でたどる肥薩線の沿線風景。国鉄時代の蒸気機関車や気動車の急行列車、JR化後の「急行くまがわ」「いさぶろう・しんぺい」「SL人吉」など、肥薩線を走った列車たち

列車で全線をたどれる日は来るか

大隅横川のさらに先の嘉例川駅も開業時からの木造駅舎で、以前は観光特急が停車するなど賑わいを見せていた。肥薩線の栄枯盛衰、歴史を感じながら、列車はまもなく隼人に到着する。

豪雨により甚大な被害を受けた肥薩線の復興はこれから進んでいくことになるが、筆者にとって最も思い出深い人吉―吉松間も復旧を願うものである。本稿で描いたように、全線を列車でたどれる日が再びやってくることを待ちたい。

【写真を見る】全線復活の日は来るか「肥薩線」列車と駅弁の記憶 「日本三大車窓」国鉄気動車急行からSL人吉まで(51枚)
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