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キャリア・教育 #自動車最前線

「レベル5」豪雨で浮き彫りになった「冠水道路のリスク」―もしも「クルマ移動時」に冠水が発生したら―

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千葉市若葉区の田んぼに流された車両(筆者撮影)
千葉市若葉区の田んぼに流された車両(筆者撮影)
  • 森口 将之 モビリティジャーナリスト
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駆動用バッテリーやモーターは床面に配置されているが、雨天走行は考慮しているので、水しぶきぐらいでは止まることはないし、感電することもない。

JAF(日本自動車連盟)では電気自動車、ハイブリッド車、ガソリン軽自動車を使って冠水路の走行テストの比較を行っている。

このテストでは、60cmの冠水路を60km/hで走行した際、軽自動車はエンジン停止、ハイブリッド車は走行後にエンジン停止となったものの、電気自動車のモーターは停止しなかったという報告がある。ただし、ハイブリッド車を含めて、複数のシステム故障警告が表示されたという。

望ましいのは「早めの脱出」

漏電の場合は、高電圧の電気が流れているので、感電の危険がある。JAFも冠水直後の車両には、むやみに触らないよう注意している。これはエンジン車の電装系にも言える。そして、完全に乾くまでには相当の時間が必要になる。

いずれにしても、浸水でクルマが止まったら、いち早く社外に出たほうが安全だ。とはいえ、水深は相当のレベルに達しているはずなので、水圧でドアを開けることは難しくなるだろう。

ガラスを破壊する脱出用ハンマーの常備もひとつの手(写真:TY / PIXTA)

こちらもJAFで、セダンとミニバンを使ったテストがあり、30cmではすぐに開けられたものの、60cmでは開けるまで数十秒を要したという報告がある。

車内では水深はわからないが、車体が水を押しのけて進むようになると、水の抵抗で加速が鈍くなるので体感できるはずだ。とはいえ、水深がひざの高さを超えると、仮にクルマを降りても歩いて避難するのが困難になるそうなので、やはり早めの脱出が望ましい。

ちなみに先述のテストでは、水深60cmで車体が浮き始めたという報告もある。千葉市若葉区で撮影した、田んぼの中の2台は、背後を流れる川が氾濫して水が流れ込み、道路にいたクルマを押し流してしまったのだろう。水にはそれだけの勢いがあるということである。

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