発達とは、できないことを無理やりやらせることで進むものではありません。
反対に、脳が止まっている状態を見立て、次に動ける条件を整え、新しい行動を試し、うまくいった経験を積み重ねると、発達は加速します。
親子のコミュニケーションが、次の一歩をつくる
では、家庭で何ができるのでしょうか。
カギになるのは、親子のコミュニケーションです。
ここでいうコミュニケーションとは、子どもを説得して学校へ戻すための会話ではありません。
「行きなさい」「頑張りなさい」「みんなも行っているよ」
と励ますことでもありません。
大切なのは、子どもが自分の状態を言葉にし、困っている状態から抜け出すための新しい行動の方略を、一緒に見つけていく会話です。
例えば、学校の話になると固まる子に、
「どうして行けないの?」
と聞くと、子どもは答えられないことがあります。
理由が一つではないからです。朝の支度がつらいのか。
教室の音が苦手なのか。授業についていけない不安なのか。
休み時間の友達関係が負担なのか。宿題を出せていないことが怖いのか。
先生にどう思われるかが気になるのか。
子ども自身も、何に反応して脳が止まっているのか、まだ整理できていないことがあります。
そんな時は、質問を小さくします。


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