パレットタウンの一部は約1万人を収容する多目的アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」に生まれ変わったものの、そのほかの広大な跡地では今後の活用方針がまだ見えておらず、どうしても「廃墟」感があふれる景色が広がっているのが現状だ。
青海には1994年から隠れた「廃墟」があった
いまでこそ「廃墟」感あふれる青海エリア。しかし、実は知られざる廃墟が1994年から影を潜めるように存在していた。その名も「青海橋」という。
青海橋は15億円の建設費をかけて86年に完工した、青海エリアと有明エリアをむすぶ橋。91年に一般道として開通したものの、わずか3年後の94年には利用停止となっている。
なお、見出しで「ある」ではなく「あった」と表現したのは、現在撤去工事により「なくなっている」最中だからだ。今回は26年現在の青海橋と、工事が始まる前の青海橋の状況を比較しつつ、この橋をめぐる数奇な運命を探ってみよう。
まずは青海橋の東側、「夢の大橋」から見える全景を観察する。
26年7月にはすっかりビジュアルが変貌していて驚いた。橋全体が板で覆われ、橋上には重機や工事用のプレハブ小屋なども見える。着々と解体工事が進んでいることがうかがえた。
続いて、青海橋の有明側のたもと、「水の広場公園」へ。
23年当時はびっしりとツタに覆われる退廃的なビジュアルだったが、26年現在はすっかり工事現場らしい雰囲気に変わっている。


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