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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

夏休み明け「学校行きたくない」に絶望する親へ…「少し元気になった」が実は一番危ない! 不登校《心のバッテリー80%の法則》

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不登校 ひきこもり 登校しぶり
夏休み明けは「朝、どうしても起きられない」「制服を着ようとすると涙が出る」「学校の話を出すだけでパニックになる」などの理由で不登校になる子どもが増える(写真:beauty-box / PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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では、80%まで充電するために、親は何をすればよいのでしょうか。

1つ目は、「正論」という名の圧力で、子どもを放電させるのをやめることです。「行かないと将来困るよ」という言葉は、エネルギーが枯渇した子どもには「攻撃」として届きます。充電中にシステムアップデートを走らせれば充電が進まないのと同じで、登校を促す言葉は充電を妨げます。まずはこれを封印してください。

2つ目は、子どもの「好きなこと」を否定しないことです。不登校中のゲームや動画を問題視する親御さんは多いのですが、それは子どもにとっての「急速充電」です。現実の苦しさから距離を取り、好きな世界に浸ることで心のバランスを保っている。その時間を否定することは、充電コードを引き抜くのと同じ行為です。

ただし、あまりにも生活習慣が乱れ心身に影響を与える場合は、早めに医療機関の専門家に相談してください。

3つ目は、「存在そのもの」を承認することです。「学校に行くあなた」ではなく、「ただ、そこにいるあなた」を肯定してください。「おはよう」「今日のご飯は何にする?」といった日常の何気ない会話の積み重ねが、「何をしてもしなくても、あなたは大切な存在だ」というメッセージになります。

この無条件の肯定こそが、最も強力な充電になるのです。

親が「今は充電期間だ」と腹をくくれた家庭から動き出す

この「心のバッテリー理論」を知ると、親御さんの精神状態そのものが変わります。「今日も行けなかった」という結果に一喜一憂するのではなく、「今は40%くらいかな。少し会話が増えたから50%だ。焦らず80%まで待とう」という視点が持てるようになるからです。

親の焦りは子どもに必ず伝わり、エネルギーを消費させます。逆に親が「今は充電期間だ」と腹をくくれば、家庭の空気は穏やかになり、充電効率は最大化されます。

不登校は、子どもからの「バッテリーが壊れそうだ」という精一杯のサインです。今は敗北ではなく、将来また動き出すために必要な「ピットイン」の時期なのです。

筆者がこれまでの相談を通じて確信しているのは、適切な環境で正しく充電すれば、エネルギーは必ず回復するということです。まずは80%を目指して、焦らず、じっくりと。お子さんのバッテリーメーターが少しずつ上がっていくのを、信じて待ってあげてください。

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