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熱海の「入場無料」昭和レトロ施設《売上が4倍》のカラクリ…"稼ぎ頭"は売上1位の喫茶ではなく「1回100円」のゲームだった

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桃山館の内装
レトロな桃山館の内装は、すべてマスターのこだわり(写真:筆者撮影)
  • 谷口 素子 取材ライター・コラムニスト
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喫茶は単価が高い分、売り上げは一番だ。しかし、人件費、原価がかかるため、利益率の面ではゲームや縁日に比べて低くなる。川﨑さんは、喫茶、縁日、ゲームの採算を別々に見るのではなく、3部門を合わせて原価を下げ、利益を上げるイメージで考えている。

この発想で、以前のダイビングショップの4倍以上の売り上げを叩き出している。

それでも「入場無料」を貫く理由

ところで、これだけ色々と遊べる施設なのだから、数百円の入場料を徴収してもよさそうだ。けれど川﨑さんは首を横に振る。

「ここに飾ってあるものは、僕が学生時代に好きだったものばかりです。希少なコレクションは何ひとつないので、入場料はいただけません」

昭和のキャラクターキング・鉄腕アトム(写真:筆者撮影)

喫茶店の隣のテーブルでは、近所の中高年の4人グループが軽食をつまみながら酒盛り中だった。入場料がないぶん、訪れる客の層も広い。数百円の入館料より、客数の母数を増やし、館内の飲食やゲームで稼ぐ。これこそが桃山館の業績を押し上げる構図なのだ。

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