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熱海の「入場無料」昭和レトロ施設《売上が4倍》のカラクリ…"稼ぎ頭"は売上1位の喫茶ではなく「1回100円」のゲームだった

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桃山館の内装
レトロな桃山館の内装は、すべてマスターのこだわり(写真:筆者撮影)
  • 谷口 素子 取材ライター・コラムニスト
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2番目に利益率が高いのは縁日だ。射的は大人や小学生男子が好み、幼稚園から小学校低学年の女の子には輪投げが人気。このエリアは金銭のやりとりやルール説明のためにスタッフが常駐するため、人件費と景品コストがかかる。

それでも、スタッフが売り上げに貢献しているのは間違いない。20代のお姉さん、お兄さんが、子どもたちに「うまいね」「おめでとう」「おしいー」など明るく声をかける。子どもはその声に応え、さらに盛り上がる。見ている大人もその雰囲気にのまれ、つい財布のヒモが緩んでしまう。

スタッフが時にはアドバイスしてくれる(写真:筆者撮影)

射的も輪投げも1回500円…価格にも狙いがある

縁日の射的、輪投げは、どちらも1回500円。決して安くはないが、この値段設定にも理由がある。客層のメインは20代のグループ、カップル、家族連れ。とくに3世代で訪れる層は、孫が遊び、祖父母がお金を払う構図がほとんどだ。

釣り銭をもらうのが面倒な祖父は、1000円札を出して釣り銭を受けとらず「2回分で」ということがよくある。スタッフも釣り銭の計算が簡単なので、ミスが起きにくい。客にも店にも、双方にとって都合のいい価格なのだ。

かたぬきは300円。こちらは受付を通さず、カプセルトイのマシンを使う。コインを入れてハンドルを回すと、模様が彫られた薄い板が入ったカプセルが出てくる。テーブルに備え付けられた画鋲とトレーを使って、模様を抜き出す仕組みだ。

かたぬきはカプセルトイで買うシステム(写真:筆者撮影)
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