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熱海の「入場無料」昭和レトロ施設《売上が4倍》のカラクリ…"稼ぎ頭"は売上1位の喫茶ではなく「1回100円」のゲームだった

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桃山館の内装
レトロな桃山館の内装は、すべてマスターのこだわり(写真:筆者撮影)
  • 谷口 素子 取材ライター・コラムニスト
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2024年8月10日、昭和レトロをコンセプトにした『展望レトロ喫茶 桃山館』がオープンした。

館内には、80年代アイドルのレコードのジャケット写真が大量に飾られている。これだけの量を購入するとなると相当な初期投資では……と思い川﨑さんに聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

懐かしいものがいっぱいの『桃山館』(写真:筆者撮影)

「ほぼ僕の私物です。学生時代にコツコツ集めたコレクションです」

なるほど、よく見ると松田聖子、中森明菜、小泉今日子、菊池桃子、河合その子など、女性アイドルが多い。ジャケット写真のジャニーズ系は、妹さんの私物らしい。

菊池桃子推しの川﨑さん。桃子グッズがやや多め?(写真:筆者撮影)

昭和にこだわりすぎた失敗…景品が子どもに響かない

1967年(昭和42年)生まれの川﨑さんのコレクションでほぼ構成されている同館。以前の業態は、カフェやスパなど若い世代を意識しすぎた結果、差別化に失敗した。そこで浮上したのが 、昭和レトロブームにのった施設だ。

川﨑さんもそのプロジェクトの一員だったため、自分が過ごしてきた青春時代を再現したいとあれこれ提案し、今の形にたどり着き、ついには出向して『桃山館』の責任者になった。

とはいえ、オープン当初は昭和レトロにガチガチにこだわり過ぎて空回りもした。たとえば縁日の景品。

「景品には昭和のスカイラインなどのミニカーを置いていたのですが、子どもたちには人気がなくて」

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