関節のまわりには、関節を守ったり、なめらかに動かしたりするための組織がいろいろとあります。適度に動かしていると柔軟性は保たれて、動きやすさは維持されます。反対に、柔軟性が落ちるというのは、ただ「硬い」ということではなくて、動くたびに余計な力が加わります。
その状態が続くと、痛みやコリ、動きにくさにつながりケガの原因にもなります。
この柔軟性とは、体がやわらかいかどうかというものではなく、日常の生活に必要な動きが無理なくできるかどうかです。
•振り向く
•手を伸ばす
•立ち上がる
•歩き出す
•またぐ
そうした毎日の動きを、無理なく、自然にできること。そのために必要なのが、関節の可動域です。
年齢を重ねるほど、この可動域の余白があるかどうかはとても大事になってきます。大きく動けるかどうかより、必要な場面で自然に動けるかどうか。そこが、体の使いやすさを大きく左右していきます。
バランス感覚も年とともに失われる
ここでいうバランス感覚は、ただ片脚立ちが得意かどうか、という話ではありません。立つ、歩く、向きを変える。ふらついたときに立て直すなど、日々の動きを、無理なく続けるための力のことです。
私たちの体は、目から入る情報、耳の奥で感じる傾き、筋肉や関節から伝わる感覚を脳がまとめながら、いまの姿勢や動きを調整しています。ふだん意識することは少ないのですが、この働きは毎日の動きの中で、ずっと続いています。
•少し体が傾いたときに、そのまま倒れずにこらえられる
そんな何気ない動きも、この力が働いているからこそできるのです。


※ログイン後、コメント入力が可能です。