その安定に大きく関わる要素の1つが、体の軸です。いわゆる「体幹」です。この体幹とは体を楽に支える軸のことです。体の真ん中が安定すると、立つ、歩く、向きを変えるといった動きがぶれにくくなります。
「股関節まわりの筋肉」を意識する
さらに、お腹まわりを含む体幹に関係する筋肉、腹筋・背筋・横隔膜・骨盤底筋がうまく協力すると、姿勢は安定しやすくなります。反対に、このあたりが働きにくいと、
•向きを変えたときにふらつきやすい
といったことが起きやすくなります。
また、もう1つ意識しておきたい部分が、股関節まわりの筋肉です。具体的には、腸腰筋や中臀筋です。
腸腰筋は、脚を前に出す、段差で脚を上げる、といった動きに関わる筋肉です。中臀筋は、片脚に体重が乗ったときに、骨盤が傾きすぎないよう支える役目があります。
歩くときや向きを変えるときに体が横に流れにくいのは、こうした筋肉が働いているからです。
体幹や股関節まわりの筋肉が働きにくくなると、日々の動きの中で小さな変化が出てきます。たとえば、
•ズボンをはくときに、片脚で立つのが少し心もとない
•急に向きを変えたときに、バランスを崩しやすい
そこまで大きな不自由ではなくても、「少しぶれる感じ」として表れます。
バランスを保つ力も、少しずつ衰えていきますが、バランスを取る運動を続けることによって、年齢を重ねていく中でも姿勢の安定や歩く力、移動のしやすさは維持できます。急に難しいことをはじめる必要はありません。



※ログイン後、コメント入力が可能です。