パフォーマンスダンパーの標準採用で「トライトン」の走りが劇的に変わった――。
気になる情報が、三菱自動車工業(以下、三菱)から入ってきた。このタイミングでの商品改良は、トライトンとシャシーを共通化し9月2日のワールドプレミアが確定した新型「パジェロ」の走りにも直結する。
今回、商品改良後のトライトンで関東近郊にショートドライブに出かけてみたところ、三菱が言う走りの違いがハッキリとわかった。
まず、トライトンについて振り返ってみたい。
トライトンは、タイで生産されているグローバル市場向けピックアップトラック。2023年7月にフルモデルチェンジし、タイで発売を開始した後、ASEAN各国やオセアニアへ展開。そして、約12年ぶりに日本で復活した。
「動きのキレ」がほしい
その走りについて、筆者は24年4月に富士ヶ嶺オフロード(山梨県南都留郡)での本格的なオフロード走行、さらにその周辺の公道でオンロード走行したレポートをしている。
その中に、次のように述べた。
~高速ならば2Hで走行し、一般路ならば常時4Hで走行することで安心感が増す。オンロードで4Hとしても、いわゆるオンセンターフィールによる壁がなくて違和感がない。
―中略―
あまりにスイスイとワインディング路を走り抜けていくので、もっとステアリングのギア比をクイックにしてもよいのでは、とワガママを言いたくなったほどだ~
ここで出てくる、2Hや4Hとは駆動方式のこと。後輪駆動の2H、4WDの4H、センターデフロックする4HLc、さらにローギアの4LLcにドライバーが任意に切り替えることができる。
当時の試乗レポートで筆者が表現したかったのは、トライトンは本格オフローダーであることから、一般的なSUVのような走行感覚ではなく、オンロード(2H)での乗り心地やハンドリングはゆったりしているという点だ。
それを4Hにすることで、クルマ全体のドッシリ感が増すと感じた。ただし、あくまでもドッシリであり、クルマの動きのキレを伴うとは言えない。
筆者は対処法として、ステアリングのギア比を変えることを想像したというわけだ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。