このほか、25年9月には、三菱が主催するユーザー向けイベント「スターキャンプ」の取材の際には、トライトンで東京から富士山麓まで約400kmのオンロード体験をしている。
今回の試乗では、本格的なオフロードでの走行はなく、都内市街地、首都高速道路、東関東自動車道、館山自動車道などオンロードで約300kmを走行して、改良前後の“走りの違い”を味わうことができた。
走り出してすぐに感じたのは「静粛性」の高さだ。クルマ全体がギシギシする感じがない。
エンジンや路面から車内に伝わる振動が明らかに減っている。足元のフロア振動とハンドルに伝わる振動が少ないのだ。防音材や吸音材を追加したのではなく、静粛性が上がっている。
結果、「車内の空気感が上級になった」という印象があり、同乗者に対して「これならパジェロも良さそうだ」というフレーズが口をついた。
次の動きが先読みしやすい
ハンドリングには、キレがある。軽い操舵角でも、ドライバーとトライトン全体との一体感を実感する。同時に、直進安定性も明らかによくなった。
高速道路での移動中、トライトンの動きがカチッと決まっている感じで、ドライバーの疲れが少ない。高速道路や一般道であえて4Hにすることはなく、2Hのまま安心して走れる。
コーナーリング性能も上がった。「ロール量が少なくなった」と表現するよりも、前述のようにドライバーとトライトン全体との一体感が増しているので、コーナーの進入・旋回・脱出の各段階で「次の動きが先読みしやすい」という感じだ。
さらに言えば、アクセルレスポンスが良くなったようにも感じる。23年の最初の試乗時、エンジン担当エンジニアが「正直なところ、もう少しパワーが欲しい」と本音を吐露していたことを思い出し、今回の商品改良でエンジン制御を見直したのかと思った。
ところが、三菱からの回答は違った。


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