採用事例は、トヨタ「スープラ」(97年)、「ハイラックスサーフ」(00年)のほか、進化版の「X-REAS」を01年に「クラウンアスリートVX」に搭載。アウディ「RS6」やトヨタの海外向けSUV「4ランナー」へと採用が拡大していった。
その後、サスペンションのショックアブソーバー(ダンパー)機能の量産技術進化を踏まえて、車体そのものを対象とした減衰要素の研究開発へ転換。それが、車体の前後(または一方)に装着する、パフォーマンスダンパーとなった。
2001年の「クラウンアスリートVX」を皮切りに、トヨタ、トヨタ車体、ホンダ、日産、日産モータースポーツ&カスタマイズ、三菱、スバルテクニカインターナショナル(STI)で、計50車種以上に採用されている。
2026年の採用事例では、トライトンのほか、「アルファード Spacious Lounge」などがある。
ヤマハからの提案でトライトンへ純正装着
トライトンへの採用のきっかけについて、三菱は「ヤマハからの提案を受け、フレーム構造車で試乗評価を実施した結果、微振動や揺れ戻し抑制による走行質感向上の効果を確認したため」という。
そのうえで、トライトンの開発においては、従来から高い評価の乗り心地をさらに高めることを目標とし、乗り心地と操縦安定性の両立を図る手段として、パフォーマンスダンパーの採用に至ったという。
三菱としては「特に純正装着にこだわり、トライトンの開発陣とヤマハが共同で取り付け位置や減衰特性を最適化し、車両全体でバランスの取れたチューニングを実現した」と商品改良を受けたトライトンの走りに自信を見せる。
そのほか、ヤマハはアフターパーツ分野で「M-TEC(MUGEN)」「トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(GR PARTS)」「COX/トヨタモビリティ神奈川(DTEC)」など5社17ブランドを通じてパフォーマンスダンパーを発売している。
クルマの走行性能を支える「縁の下の力持ち」、ヤマハパフォーマンスダンパーは今後、
EVを含めたさらなる進化が期待できそうだ。


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