からだの構造が教えてくれること
歩くと腰や膝が痛い、痛みはないけれども若い頃のようにさっさと動けない、となると「寄る年波には勝てないのかな」と考え、不調を嘆きたくもなります。
寄る年波、確かにあります。でも、歳を取れば皆が皆そうなるわけでもありません。
痛みや動きづらさは、どうやら寄る年波のせい“だけ”ではないようです。
からだ本来の構造に沿って動くとラクで気持ちいいと感じるように、私たちは造られています。逆に構造に反した動きをすると、当然のことながら動きづらくなります。
つまり、動きづらさは「構造に反して動いているよ。動くルートが違うよ。このままいくと痛い目に遭うよ。だから、ラクに気持ちよく動けるルートに戻ってね」という、からだからの優しいメッセージであり、イエローカードでもあるのです。
ですが、不調を「歳のせい。しかたがない」と思い込み、動きを見直さずにいると、動きづらさの負債が溜まっていきます。がまんの限界を超えると、からだは「もういい加減にしろ!」と動きの見直しを迫るレッドカードを“痛み”として突きつけてきます。
つまり、動きづらさや痛みは、年齢そのものというより、構造に反して動き続けた年数の長さとも関係しているのです。
ということは……? そう、希望があります。
すでにメッセージを受け取っているなら、すぐに動き方を見直しましょう。それをすれば、動きづらさの負債は減っていきます。返済の仕方は、ゆっくり丁寧に動いて力がスルスル通り「ラクで気持ちいい」とからだが感じる動きを探っていくことです。
これをせずに痛みだけ取ると、また負債は溜まっていきます。
ただし、からだの構造自体が壊れていたら、動きの見直しだけでは追いつきません。その可能性がある場合は、医療機関も頼ってください。



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