この先回りアシストが本領を発揮するのは、アプリの自動操作と連携させたときだ。例えば「金曜日の夜7時から、○○というレストランを予約して」というメッセージが届いた際に、それを検知してGeminiが提案され、タップするとそのまま予約アプリを操作してくれるようになる。こちらの自動操作は、日本語への対応がまだ始まっていない。グーグルは順次展開するとしており、今後のアップデートを待つ必要がある。
とは言え、Pixel 11シリーズにはGemini Intelligence自体は搭載されており、日本でも今すぐに利用できる機能もある。中でも筆者が便利だと感じたのが、「AI音声入力」だ。英語では「ぶらぶら歩く」を意味する「Rambler(ランブラー)」という名称になっており、入力時に話すことが飛び飛びになってもきちんと文字にしてくれるのが特徴だ。
「あー」や「えー」といった、文字入力には不要のフィラーを自動的に取ってくれるため、入力後の修正が大幅に減る。また、AI音声入力は、利用者が実際に文字として入力してほしい発話と、入力に対する指示を自動的に区別してくれる。以下のように話したとしよう。
「そういえば、明日のランチの予定……じゃなくて、明後日の予定ってどうなってた? 打ち合わせの開始時間が分からない……あ、分からないというより、決まってないんだけど、その後でいいかな。これを丁寧語でお願いします」
この発話では、「じゃなくて」という言葉で、明日という時間の間違いを訂正している。また、分からないのではなく、決まっていないという言い直しもしている。最後に、口語で話した内容を丁寧な文語にするよう指示を出している。
これを、Pixel 11シリーズのAI音声入力で入力すると、出力される文章は、「明後日のランチの予定はどうなっていましたでしょうか。打ち合わせの開始時間がまだ決まっておりませんので、その後でよろしいでしょうか」になる。入力すべきところと、修正、訂正の指示をしっかり文脈から読み取り、それを反映させたうえで文章にしてくれるというわけだ。
撮りっぱなしでOKなマジックキャプチャー
通常の音声入力だと、発話をすべて拾って文字にしてしまうため、このようにきれいな文章にはならない。まったく同じ文章をiPhoneの音声入力にインプットしてみたところ、話した言葉がそのまま文字になり、以下のように入力された。


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